ERF 知見・論考 特別号 第1号
ロナルド・バーネット教授
「シビック、グローバル、エコロジカル――大学の協働的使命に向けて」
2026年6月27日、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)高等教育学名誉教授のロナルド・バーネット教授は、東京の中央大学で開催された日本マネジメント学会第93回全国研究大会において基調講演を行った。
講演のタイトルは、次のとおりである。
「シビック、グローバル、エコロジカル――大学の協働的使命に向けて」
この講演は、21世紀の大学が直面する中心的な問いの一つを探究するものである。
大学は、その知的誠実性や社会的使命を失うことなく、シビックな責任、グローバルな圧力、そしてエコロジカルな課題に、どのようにして同時に応えることができるのか。
ここでいう「シビック」とは、大学が市民社会に対して果たす公共的役割と、地域社会との関わりを意味する。
バーネット教授は、自らが提唱してきた「エコロジカル・ユニバーシティ」という重要な概念を基礎として、今日の大学は複数の外部領域の中に存在し、それぞれの領域がより広範なエコシステムと複雑に絡み合っていると論じる。
これらの領域は互いに緊張関係にあり、ときには解消不能な対立関係に陥ることもある。バーネット教授は、こうした差異や緊張関係を解消しようとするのではなく、大学が差異と共に生きることのできる新たなエートスを発展させるべきだと提唱する。それは、対話、開放性および知的責任に根差したエートスである。
全5回の目次
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はじめに、編集注記、司会者による紹介、講演開始、問題の提示、エコロジカルという概念。スライド1〜6。
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第2回 エコロジカル・ユニバーシティ、三つの領域、混然とした激動
エコロジカル・ユニバーシティ、三つの領域、入れ子構造、部門の増殖、複数の関係主体、混然とした激動。スライド7〜12。
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緊張関係と解消不能な対立、シビック・グローバル・エコロジカルな領域、多元的状況、大学の統一。スライド13〜18。
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第4回 外部世界の異質性、差異と共に生きること、リーダーシップ
外部世界の異質性、差異と共に生きる新たなエートス、リーダーシップとマネジメント、結論。スライド19〜24。
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第5回 討論(質疑応答)――リーダーシップ、マネジメント、差異と共に生きること
緊張関係、承認、リーダーシップ、マネジメント、大学の意思決定をめぐる討論(質疑応答)全文。
